認証制度について
東京都では、多摩産材認証協議会が定める制度により認証された木材を、多摩産材として認定しています。「多摩産材認証協議会」が、多摩地域で生育し、適正に管理された森林から生産された木材の産地を証明する制度です。平成18年4月からスタートし、当面は、森林所有者・素材生産業者・原木市場・製材業者を登録事業者としています。
対象となる森林
多摩地域で生育し、適正に管理された森林、公的に伐採する森林です。
・森林施業計画認定森林
・東京都が実施する花粉症発生源対策事業の対象森林
・東京都が実施する森林再生事業の対象森林
・市町村が実施する日照権等事業の対象森林
・公共工事の対象森林
・森林施業計画認定森林
・東京都が実施する花粉症発生源対策事業の対象森林
・東京都が実施する森林再生事業の対象森林
・市町村が実施する日照権等事業の対象森林
・公共工事の対象森林
認証材とは
対象となる森林から生産された木材で、生産から販売までの全ての流通工程で多摩産材認証登録事業者が扱う木材及び製材品をいいます。販売に際し、規定する証明書類とシールが添付された木材及 製材品です。
多摩産材を使うと森が育つ
使うと育つとはどういうこと?そう思われる方も多いと思います。少し矛盾している言葉に感じると思いますが本当なのです。多摩産材を使うことは、森林の整備が進み結果的に手入れが行き届いた森が育つのです。森林を整備し育てるには間伐などの手入れが必要です。森林を育て、育った木を使って木材として利用し、得た収益を次の森林を育てる費用にあてる循環を保つことが大切です。木を使う事により、その収益が森林に還り、結果森林を育てることに繋がるのです。そして森林は私たちが生きる為に必要な酸素を作り出し、二酸化炭素を吸収し温暖化防止にもなります。多摩産材を使う事は地域の環境を守ると同時に私達の健康も保つ事に繋がる循環型のシステムなのです。
多摩産材を使うメリット
健全に管理された山は二酸化炭素を吸収して酸素をつくり、水を貯えます。多くの人を悩ませる花粉も今ほど大量に飛ばすことはありません。植林された木を正しく伐ることは、環境保全にとって重要な作業なのです。また、材木の輸送エネルギー(排出CO2)を考えると、外国から輸入した木材を使用するより、地元多摩産材を使い輸送エネルギーを減らす事により大きなメリットとなります。東京で育った多摩産材を活用した住宅は、その土地で使われる事により永く暮らせる丈夫な家となります。地元の環境や風土に順応した多摩産材は、建築された後も順応力が高く末永く暮らしを守ってくれる事でしょう。